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CURRY BAR の酒粕入り濃厚ホワイトカレー
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CURRY BAR の酒粕入り濃厚ホワイトカレー_c0315466_17044358.jpg

限定8食、酒粕入り濃厚ホワイトカレー900円。

「『ミュージック・マガジン』は『良心的な音楽』に点が甘い」という現象がある。アイヌの伝承音楽とか、カリブ海なんとか島の伝承音楽とか、アフリカのなんとか族の伝承音楽とかがCD化されたりすると、評論家諸氏がこぞって持ち上げ、こぞって絶賛する。そんなに素晴らしいのかと思って聞いてみると、あまりに地味で一般人には楽しめなかったりする。まあ高級な耳をお持ちの通の皆さんには素晴らしさがわかるのかも知れませんがねえ、という感じ。この店のカレーにはそういった伝承音楽の匂いがする。つまり「良心的なカレー」だ。だから褒めたくなる。「この味の素晴らしさがわかるオレ」を演出したくなる。なんとなく、これを絶賛する方が通っぽい。

映画でもありますね、通が絶賛するが決してヒットはしない地味で良心的な映画。「歩いても歩いても」なんてAmazonのレビューでは絶賛の嵐だ。あんなありふれた退屈な映画が。信じられん。

その手の「通の持ち上げ効果」を抜きにして、冷静に自分がどう思ったのか考えると、実際おいしいと思ったけど、おいしかったが、正直、物足りない。全然物足りない。900円あったらおいしいおいしいけららのダブルセットが食えるし、オリジン弁当だったら600円でチョー満足できるということを考えるにつけ、申し訳ないけど非常に物足りない。残念だ。きのう食った悪魔のような下品カレーが星よっつで、この天上界を吹き渡る繊細無垢なフルートの音色のようなカレーが星ふたつって、そりゃおかしいんじゃないかという葛藤はあるが、感想は感想なので仕方ない。

当方ラおたにつき、「濃厚」と言われると当然「旨味が濃厚なのか」と、家系ラーメンみたいな下品なヤツを無意識に連想してしまうせいもあったのかも知れないが、ラインアップは「上品なカレー2種と、下品なカレー3種」くらいで行かないとキツイんじゃなかろうか。

◆◆

ところで僕の後に入って来たお客さんが、もしかしてジュリアス・スージーさんじゃないかと思ったんだけど、気のせいかな。いや、こんな雰囲気だったから。「ジュリアス・スージー」という名前を記憶してなかった(思い出すにはいつも「カレー 食べログ 女友達」とかでググる)ので、聞けなかった。
by nobio2013 | 2014-01-16 17:07 | ├カレー |