ヨメにつき合って新宿で「寄生獣」後編を観る。なぜ寄生獣かというと、彼女はこの1年ばかり、阿部サダヲにハマってるのです。キムタクやヨン様や羽生結弦はわかるけどなんで阿部サダヲなのよ、イカした怪優なら他にいろいろいるじゃん、手塚とおるとか松尾スズキとか田中哲司とか、いやまあそんなことはどうでもいいですね。
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以前何かの雑誌の、有名人が一推しのカレー屋を語る企画で、安西水丸さんが挙げてたのが新宿中村屋だった。もっと通っぽい店をいくらも知ってるだろうに敢えて選ぶ食堂のカレー。さすがモテる男の絶妙のチョイスだわ、と思った記憶がある。だが、食べたことはなかった。食堂のカレーなら松屋でじゅうぶんうまいぜ、と思っていた。だが、私が間違っていたようだ。初めて食った中村屋のカレー、なにこれ、めちゃくちゃうめーじゃん。
こんな純日本式カレーがよりによって「純印度式」を名乗るって無いわー、とは思うけど、別にそんなものを期待しなけりゃ、これはこれで充分、というかチョーうまい。
公開されてるレシピ読んでも特別変わったところはないけど、なんなんだろう。
薬味は玉ねぎのアチャールって言うんですか、あれと、キュウリのピクルスと、ラッキョの3点セットが人数分出て来て、プラス、マンゴーチャツネとレモンチャツネと粉チーズの3点セットがテーブルに並ぶ。全部おいしい。特にピクルスのシャクシャクパリッとした噛み応えは、30年前に代官山のシャレオツなオープンカフェでサンドイッチ食べた時に出て来たピクルス以来の絶品だ、デリーのしなしなピクルスなんか比べ物にならん、と思ったけど、ヨメの意見は「べつにふつーのピクルスじゃん」でした。
ヨメは「コールマンカリー」。色は違うけど味の違いはよくわかりませんでした。とにかくふざけた値段以外は大満足。「ライスとマンゴーチャツネとピクルスのセット」を400円で出してくれるなら週3で通うんだけど。いや、500円でもいいから。
Manna (カレーライス / 新宿三丁目駅、新宿駅、新宿西口駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0